羽生ノート

羽生一家玉組座長・羽生まゆみが気儘に綴る日々雑感です。
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あと一回(体幹トレ日記85)

この2日間、トレーニングはそれぞれアキ、アキラと続いた。千秋楽は間違いなくリュウドだろう。これが入ったばかりのトコ君だったら「へ?」だな。ウケて笑ってしまうかもしれない。その後、今世紀最大に不貞腐れて最後のトレーニングを終える。

昨日トレーニングが終わってロビーで休んでいたら、トコ君が「羽生さんとはもう一回やりたかったです」と言ってくれて、お上手だとわかっていても嬉しかった。

先週初めて私を担当した。新人に厳しい演出家としては最初から良い顔はできず、また「アキラが居るのになんでアキラじゃないのよっ」という気持ちもあって、ずーっと薄っすらフテていたのだが悪いことをした。(アキとリュウドに「どうでした?」と訊かれた時は、まさかフテていたとは言えないので「うん、人見知りしてた」とごまかしておいた。)

アキもアキラもラストというのをそれなりに考えてくれたと思う。アキはベーシック3(デッドリフト・スクワット・ベンチ)、アキラも私が大嫌いなびょんぴょん種目で最後のトレーニングを〆た。

最後だからといって急にうまくやれるものでもなく、いつもどおり立派にヘタクソだったが、充実していて気合の入った1時間だった。このトレーニングを心と身体に沁み込ませておこうと思った。最後のダメを決して忘れまいと思った。

「今日が最後じゃないですよ。火曜日、羽生さんのトレーニング見に来ますから。髪の毛切るついでに」

ダメだ、泣きそうになった。アキラは火曜日が定休なのだ。なのに来ると言う。

だいぶ前、何かの理由でアキラを抱きしめようとしたら、身体を固くしてズリズリ後ずさりされたことがあった。なので今回は用心して、私の方から「来て」と求めたら、なんの躊躇もなくステキに抱きしめてくれた。「ああアキラ、大人の男になったのね」と思ったらまた込み上げそうになった。

トレーニングが終わってプロテインを飲みながらダラダラグズグズしていた。あとちょっとだと思うと1分でも長くここに居たい。私はこの日最後の客で、私が帰らないとスタジオを閉められないスタッフにはいい迷惑だったに違いない。

いつもだったらこの時間に翌週の予約を入れる。希望の時間に取れないと「何でよっ」と文句を言っていた。文句なんか言わなきゃ良かった。

カウンターのむこうからアキラが言った。

「3年後に予約入れておきますか?」

笑った。アキラはここで一番面白い。

それにしても最後が火曜日でよかった。平日の夕方、スタジオは忙しいからしみじみしているヒマはない。トレーニングさえ気合を入れて乗り切れば、感傷的にならずにすむと思う。私は今、これを書きながら泣いているが、最後は明るくサヨナラしたい。かっこ良く別れたい。

 

バリのヤモリと同じで準備はできているから大丈夫だろう。

 

| 羽生まゆみ | 体幹トレ日記 | 17:01 | - | -
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