羽生ノート

羽生一家玉組座長・羽生まゆみが気儘に綴る日々雑感です。
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Ericoとヒロトレ(体幹トレ日記88)

「劇団員を見てやるから誰か連れてきてもいいよ」

願ってもいないヒロからの申し出である。

というわけで、Ericoを差し出すことにした。

「うちで一番身体が動く。男子はへなちょこばっかだから」

Ericoを選んだのは当然とはいえ、しかしこれでEricoがムキムキになったらチョー悔しい。まさか一回のトレーニングでムキムキになることはないとは思うが、Ericoはすぐに筋肉がつく体質だから油断はできないのである。

たくさんほめられていた。やっぱり勘がいいから、正しく身体を動かすことができるのだ。私は「勘が悪い」だの「センスがない」だの言われ続けてきた3年間(途中半年ブランクがあるけど)であった。

しかもちっともハアハア息があがらないし。そんなわけはない。きっといつもの私のトレーニングより軽めだったんだわ。と思うことにして自分をなぐさめた。

さて、Ericoとやったこの日の種目はこのまま玉組のウォームアップとして使われる。Ericoを差し出した私の目的のひとつがこれだったのだ。あまりにもへなちょこな玉組ウォームアップをなんとかせねばならんと常々思っていたからね。

 

ちなみに昨日のトレーニングは、Ericoとやった玉組ウォームアップのおさらいだった。いやあ、きつかった。途中で一回吐いた。まともにやったら吐くほどの種目ということだ。大丈夫かなあ、うちのへなちょこ男優たちには絶対無理なような気がする。

Erico、いっちゃん最初にやったぴょんぴょん種目、あれナメていたらとんでもないことになるよ。昨日は太腿とお尻が割れそうになったもん。

 

Ericoと一緒のトレーニングを終えて、この日は私たちが最後の客だったから掃除を手伝わせられた。

「はい、これで更衣室を掃除して」

ダイソンの掃除機を渡されたのだ。

私が一瞬きょとんとするともちろんEricoが「私が」と言った。

当然のように私が掃除機を渡そうとすると、

「ダメ。羽生さんがやるの」

許してもらえなかった。

くっそー、役者の前で私を屈辱的な目に遭わせて喜んでいるのだ。なんてやつだ。私はバラシのときだって楽屋にでんと座ったまま、小指一本動かさずダラダラしている人だぞ。掃除している姿など役者に見られたくない。しかも掃除している間、どうやら二人で私の悪口を言っていたようである。掃除機の音がうるさくて何を喋っているか聞こえなかったのが残念だ。

 

それから三人でご飯を食べた。無料でトレーニングしてもらったので、せめてご飯くらいはご馳走せねばね。サイゼリアだけど。

ヒロはサラダやピザの他に「若鶏のディアボラ風」を2つオーダーした。びっくりした。私もこの年だからそこそこ男子とご飯も食べてきたが、こんな人は初めてである。

そういえば昔ドトールで、ちょうどカウンターでミラノサンドを受け取っていたヒロとばったり会ったことがある。

「これ羽生さんにあげる」

コーヒーをオーダーしていた私にミラノサンドのお皿を滑らせて、それから彼はオーナーと一緒に喫煙席へ消えた。

私はコーヒーを受け取りながら、顔見知りの店長に訊いた。

「何? 二つ頼んでたの?」

店長は答えた。

「いえ、三つです」

ええーっ。三つ!(オーナーとあわせてじゃないよ。一人で三つだよ)

この時もかなりびっくりした。

「さすがだわ」

私が唸ると、店長も重々しく頷いたものである。

 

私も、ガツガツ食べる女になりたい。チキンの皿を二つ並べてみたい。

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