羽生ノート

羽生一家玉組座長・羽生まゆみが気儘に綴る日々雑感です。
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大きな声(体幹トレ日記89)

稽古はまだ始まったばかりだというのに、昼夜ぶっ続けで稽古場に居るとドッと疲れが出る。これまでにはなかったことだ。年齢のせいにはしたくないが、結局それが現実なのだろう。プッシュアップが100回できても関係ない。

しかしどんなに疲れていても忙しくても、とにかくトレーニングに行く時間だけはひねり出す。身体を動かすと元気が出るし、トレーナーに怒られるともっと元気が出る。トレーニングのあと稽古場へ入り、役者たちのへぼいウォームアップを見て、「さっきの私はなんてステキだったのでしょう」と確認するのも好きだ。

稽古場ではEricoが「息止めるなーっ! 死ぬよっ!」と叫んでおり、スタジオではヒロが「息しろ! バカ!」と怒鳴っている。力を出す時って、どうして人は息を止めちゃうんでしょうね。

声を出せば自然と呼吸するから、これもEricoが「声出せ!」とわめいている。プッシュアップのときはEricoが「イチっ!」とリードし、残りの役者が全員で「イチっ!」と続く。はっきり言ってErico一人の声の方が残り八人を合わせた声よりでかい。みんなゲロゲロでそれどころではないのである。雅紀が「Ericoさん、声でかいですよね」と悪口言っていた。

スタジオではトレーナーが怒鳴っている。

「脇締めろっ」

「脇締めろって言ってるだろ!」

「脇締めろってば! 何回言わせんだっ、バカっ!」

声がだんだん大きくなるにつれてガラも悪くなるというのが特徴である。

 

サーキットトレーニングがあった。

ジャンピングスクワット→ぴょんぴょんスクワット(今稽古場でもやっているやつ)→チンニング→ブルガリアンスクワット→プッシュアップ→腹筋。

以上で1サークル。これなんかまだましで、先週は種目と種目の間にいちいちミット打ちが挟み込まれてゲロ吐いた。このままでは心肺機能がものすごく強化されて、病気で危篤に陥ってもなかなか死ねないという怖ろしいことになりかねない。

ラストサークルの前にヒロから脅された。

「スピードが落ちたらもう一周やるからな」

ハアハアしながら私は思った。

「いかん。これ以上は無理だ。死ぬ」

そんなわけでラストは最後の力を振り絞って頑張った。

ヒロの激が大音声で私をあおる。

「急げ! 早く! もっと!」

そしてやりきった。スピードは落ちなかった。ああ、なんてステキな私。頑張ったぞ、私。

やれやれと、爽快な気分に浸っているとヒロが言った。

「もう一周」

飛び上がった。

「なんでよっ」

「さっきより2分も早い。まだ余裕がある」

「‥‥‥」

これだ。結局最初からもう一回やることが決まっていたのだ。

大きな声に乗せられてつい頑張ってしまった。

 

役者たちも、Ericoの大きな声に感謝してね。つい頑張っちゃうから。

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