羽生ノート

羽生一家玉組座長・羽生まゆみが気儘に綴る日々雑感です。
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23時のブランチ

このお正月はダラダラお料理したりテレビ観たりしながら、合間に『23時のブランチ』に手を入れていた。

どうして今ごろそんなことをしていたかというと、電子書籍出版をすることになったからである。ガーランドの菅原さん(10/7羽生ノート「劇団ピンクノイズ」参照)が勧めてくれて、お任せする。

 

いやあ、懐かしかった。びっくりしたのは笑えるホンだということだ。笑えるということをすっかり忘れていた。マジメな執事樹助と、おとぼけた志賀家の面々とのやりとりが可笑しかった。あまりにも久々に読み返したので、もはや自分で書いたホンという気がしなくてフツーに楽しんでしまった。

『23時のブランチ』を知らない人たちのために少しストーリーを説明してみる。

舞台は吸血鬼の姉弟(十子と一騎)と執事(樹助)が棲む古城のサンルーム(ムーンルーム)。吸血鬼達はもう長いこと生き血を吸っておらず、このままでは近く塵になってしまうという生と死の瀬戸際状態である。そこに自殺志願の一家が迷い込んでくるところから物語は始まる。一家にも姉弟(短大生の萩子と高三の峠)が居る。

結末を言っちゃうと、一騎は志賀家の姉弟の曾祖父だったのである。一騎の妻であり姉弟の曾祖母である美和子は、曾孫達を心配して麓の村まで来ている。『23時のブランチ』は私には珍しい恋愛ドラマだ。

萩子「恋をしているのね、サー」

一騎「少年のように。あの人が近くに居る。手を伸ばせば届くところに。昨日あの人が麓の村の居ると知った時から、僕は恋に身を焦がしている。苦しいよ、萩子」

青年吸血鬼と90歳の美和子。美しいね。

 

自画自賛になるが、キャラクターが良くて感心した。ストーリーを引っぱるのは吸血鬼の一騎と志賀家の姉弟だが、脇キャラがとてもよく考えられていて感心した。たとえば2人のコウモリの精。空彦の方は現在落語家になっている池田悟朗が演じた。

ゴローは自分のブログでグダグダ自己卑下的なことを書いているし、自己卑下を飲み会でのネタにして笑いを取っているがとんでもない。あの役なら私の気合いが入って当然である。誰が演じたって怒鳴られる運命だ。

空彦は麓の村に居る美和子に会っているただ一人のキャラである。指輪と伝言を預かって帰ってくる。なんて美味しい役なんだ。

空彦「そうだ一騎、伝言があった」

一騎「伝言?」

空彦「愛していると」

一騎「‥‥」

空彦「伝えたよ。じゃあね」

 

なんだかまた、観ていない人には面白くも何ともない文章を書いてしまった。この頃自己満的ブログになっていていかん。

まあ今日は電子書籍になるよというご報告ということでお許し下さい。いったいこんなもん誰が買うんじゃと思うが、EricoがPCに眠らせておいても仕方ないと言うから。公演が終わった12月の終わり頃、ガーランドさんと契約した。ハンコ、押した。今後なにか問題が起こったら「事務所に訊いてくれる?」と言うつもりだ。いっぺん言ってみたかったから楽しみだ。

事務所‥‥良い響きである。

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