羽生ノート

羽生一家玉組座長・羽生まゆみが気儘に綴る日々雑感です。
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日出町

山で迷子になった2才の男の子を、78才の一般人が助けた。クロートがドローンまで飛ばして見つけられなかったのに、シロートのじいちゃんが20分で見つけてしまったよ。警察は立つ瀬がなくて困っただろう。

面白いキャラクターと相俟ってTVに引っ張りだこである。大分は日出町の人というので、私の田舎者気質がむくむくと頭をもたげて、親戚でもないのに「どうよっ」てな気分になった。

この、親戚でもないのに「どうよっ」は田舎の人間にありがちなカッコ悪い郷土愛で、例えばせんだって長崎に行ったときなども、タクシーに乗るたびに運転手さんから「この先に福山雅治の実家がある」と説明されて返答に困ったものだ。運転手さん一人残らず「福山雅治」を口にした。100%の親戚率であった。そんなわけで、ここのところ多くの大分県民が「どうよっ」になっているのは間違いない。

郷土愛がどんどん薄れている私が久し振りに郷愁を覚えたのは、この人の「日出のおいちゃん」らしい雰囲気にほんわか胸打たれたからだと思う。私の大好きな伯父たち「別府のおいちゃん」と面影が重なる。

ちなみに日出町は、平成の大合併のさいに合併を拒否して日出町(ひじまち)という美しい名前を残した気概のある町である。大分市から海岸沿いを北へ、大分空港に向かう途中にある。大分→別府→日出→杵築→国東(空港)の順番だ。

なるほど、私の郷愁はやはり日出町と関係している。帰省のたびに、亡くなった父が必ず空港まで車で送迎してくれたからね。途中、日出町で『城下カレイ』をちょいちょい食べさせてもらった思い出がある。(高価すぎて私ごときには手が出せないナマイキな魚だ。)

 

なぜか話が日出町のことになった。

普段は故郷のことなど忘れているが、こんなことを書いていると急に恋しくなる。

良い観光地も少しはある。私は湯布院や別府より日田がおすすめ。川のある町が好き。川端にある古い街並み(豆田町)は一見の価値があるし、近くに小鹿田焼(おんだやき)という陶芸の里もある。

小鹿田の陶芸は300年の歴史を数え、10軒の窯元はみんなこの開窯のときの子孫である。一子相伝の決まりがあって、長子だけに技術が伝えられてきたという、うなぎのタレみたいな焼き物なのである。

東京のショップでもちょいちょい見かけるけれど、陶器市などが終わった時季はずれに直接出かけて、窯元の庭先に打ち捨てられたように並んだ器の中から掘り出し物を見つけるのが楽しい。私もそうやって見つけた器を大事に使っている。

 

今日は大分観光大使になってしまった。

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