羽生ノート

羽生一家玉組座長・羽生まゆみが気儘に綴る日々雑感です。
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通過する(稽古場日記4)

音響のゆうくんと歌唱指導のまきちゃんが来てくれたので稽古場が賑やかだった。

なにしろ毎日4人ぽっちで稽古しているのでとっても寂しいのである。いつもの稽古場だったら喋らない(無駄なエネルギーを使わない)純一でさえ、なんとかせねばと頑張って喋っている有り様だ。

これまでの作品の中でもちょいちょい歌シーンは作ってきたが、ちゃんとした歌唱指導をやってもらうのは初めてである。いったいこれまでどうやって仕上げていたのだろうかとふと疑問に思い、Ericoに訊いた。すると、

「羽生さんが『うーん、なんか気持ち悪い』とか言いながら」

ええっ! そんなんで仕上げていたのか。びっくりだ。役者たちがよく私の悪口を言わなかったものである。私だったら言うね。

BGMについては今回作曲家がいる。久々のオリジナル曲である。歌の楽曲もあっという間にオケを作ってくれたから本当にありがたかった。テーマ曲もすでに上がっている。

曲に手を加えるのはゆうくんだ。ゆうくんが楽器を足したり変えたりイロイロしながらBGMとして完成させる。プランもゆうくんである。

まきちゃんとゆうくんは私を挟んで左右に座っていたのだが、歌練の間に何か問題が発生するとプロらしくすぐさま打合せが行われる。専門用語がびゅーん、びゅーんと、私の目の前を右から左へ、左から右へと通過するのである。私はウインブルドンの観客のように、ただ頭を右や左に振っているだけであった。

などと呑気なことを言っているが、各スタッフさんは私と組むのが初めてだからさぞ不安だろうと思う。私は、私が何を希望し、どんなイメージを描いているかを、本来具体的に提示するべきなのだろうと思う。

しかし謝るほかはない。私にはそれができない。それができないポンコツの演出家なのである。スタッフだけではなく、ある意味役者に対しても同じである。イメージを訊かれるとただ困惑して佇んでしまう。

 

ところで、このところEricoがあっちやらこっちやらに忘れものをするから心配だ。今回稽古が始まってから電車やらバスにバッグや化粧ポーチを置き忘れているし、昨日は稽古場に借り物のマイクスタンドを置きっぱにした。あー心配。

これからEricoとどこかへ行くたびに大事なものは私が預かり、帰る際私が「Erico、忘れものない?」と言わねばならぬのだろーか。これまでEricoが私にやってくれたように。

メンドクサイ。

| 羽生まゆみ | シリウス、あるいは犬の星 | 23:58 | - | -
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