羽生ノート

羽生一家玉組座長・羽生まゆみが気儘に綴る日々雑感です。
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謝辞

打ち上げは、役者2人と、毎日コヤ詰めだったKAZUHO、ゆーすけ、優樹、麻理枝に私を加えた7人でこじんまりとやった。

その日のうちに帰宅し、翌日は起きたり眠ったりダラダラ過ごし、その翌日と翌々日はさっそくボクシングで汗を流した。否応なく夢から現実に戻りつつあるここ数日である。

昨夜はEricoと電話で話をした。どうやらEricoはペットロスに陥っているようで、話している最中にも「歩太ーーーっ!」と3回くらい叫んだ。かなりの重症である。かく言う私も「歩太に会いたいよォ」と呟く日々だ。

その歩太はすでに歩太の皮がむけて純一に戻り、次回作の稽古に入っているはずである。珍しくご挨拶メールをくれた。「すごく大変でした」「どうなるか怖かった」「出来上がる気がしなかった」等々、気弱な発言が並んでいて笑った。さすが麻理枝に豆腐メンタルと褒められていただけのことはある。

 

(以下、敬称略)

音響プランの鳥越優樹に心からのありがとうを。コヤ詰めどころか稽古場にも詰めて、稽古場での通しと本番のすべてを私と一緒に観た。音楽の知識が圧倒的に不足している私は、具体的な指示を出すことができない。あーだこーだと抽象的なことばっか言って困らせてしまった私を許して。コヤで舞台の掃除までさせてしまった。ゴメンナサイ。コヤで掃除をしたら羽生のスタッフという規則が玉組にはある。よその劇団で音響の仕事をする際は私の了解を取ってからにしてね。

すばらしいBGMを提供してくれた作曲のウエノアヤコにお礼申し上げる。美しい旋律が役者の下手な芝居をカバーしてくれた。やっぱりオリジナル曲は心に沁みる。お会いできなくて残念だった。いつか会ってお礼を申し上げたい。どうか今後ともEricoをよろしくお願いします。

歌唱指導の中川真希に特別の感謝を。いやはやしばらくぶりに聴いたらEricoの歌唱力が上がっていたのでびっくり。真希ちゃんのおかげであることは言うまでもない。最後までダメ出しのあった『ナオミの夢』が、本番では一番ステキに仕上がっていたよ。ああ、あれがもう聴けないのかと思うと萎える。12月の作品を楽しみにしています。

KAZUHO、ああKAZUHO、本当にありがとう。長い友、ゆにっとのKAZUHOに心からの感謝と尊敬を捧げる。チケット管理から受付、雑用の数々と、多岐にわたって活躍してくれた。デキルオンナということは知っていたが、それ以上だった。Ericoはどんなに助かっただろう。もちろん私も。私に恩が返せる能力も方法も無いが、どうか見捨てることなく長いお付合いをと願うばかりである。

同時にゆにっとの舞台監督、浅見雄介には感謝の言葉もない。なにしろ私のいつものスタッフが参加しておらず(舞監の稲毛健一郎は楽日に客席に座っていた! こんなところで何をしておる! と言いたかった)仕込みが心配でならなかったところ、浅見君が颯爽とプロの仕事を見せてくれた。ありがとう。

照明と音響オペをたった二本の腕でやってくれた高橋ゆーすけに愛と感謝を。吊り変えられないという厳しい条件の中、最大限の努力で美しい明かりを創ってくれた。KAZUHOが撮ってくれたツーショットの写真、私はすっかりエロばばあの顔でした。男前と写真を撮るとたいがいこうなる。次回はゆーすけが演出ね。Ericoをよろしく。

向井登子。ここに感謝を書き込んでいいのかわからないが、当パンに名前が載っていたのでたぶんいいのだろうと思い、書く。Ericoとお茶をしてくれてありがとう。そのとき脚本の一ページに、なんか落書きしてくれてありがとう。その落書きは私のファイルに収まって、いつものように稽古の間じゅう、演出席のテーブルに置かれてあった。ゲネの前にコヤへ来てくれてありがとう。舞台を歩いてくれてありがとう。たくさんたくさん、ありがとう。

宣伝美術のオガサワラトールに感謝申し上げる。Ericoに掴まったら逃れるのは至難の業だ。この企画が終わるまで、いやその後も、Ericoはトールさんの首ねっこにくらいついたまま放さないだろう。私もまた、ほっこりした優しい見た目に癒された日々だった。どうぞ長いお付き合いをと願っている。

えあぽ、木箱を塗ってくれてありがとう。突然呼び出してゴメン。久し振りに会った。ちっとも見た目が変わっていなかったのでホント安心した。死んだんじゃないかという噂まであって(私が流したのかもしれないが)、もし激やせとか激太りとかしていたらどうしようと思っていたが杞憂だった。頼めばスーパーマンのようにやってきて私を助けてくれる。変わらず愛しているわ。

演助の木村麻理枝。ここで感謝を述べるのは変な気分だ。スタッフに専念した麻理枝がこんなに優秀だとは知らなかった。私よりホンの台詞が頭に入っていたので愕然とした。これで私はますますバカになるに違いない。バカになっても大丈夫だとわかったから。ありがとう麻理枝。そして麻理枝を育ててくれたKAZUHOに、あらためて感謝申し上げたい。

 

笹本純一とErico。二人の役者に感謝は言わない。私は演出だから。

役者は二人だけ。濃密な一ヶ月だった。きつくて焦りまくりで大変だったけど、楽しかった。芝居についてのあれこれはまた別の機会にゆっくり書いていく。ただ一つ、いろんな評価はあるだろうが、この芝居が良い作品であることを、二人には言っておきたい。なぜそう思うかも、またの機会に書く。

役者としてのEricoにありがとうは言わないが、プロデユーサ―としてのEricoには、この機会をくれたことに感謝したい。

私はまた一つ創ってしまった。幸福である。

 

ご来場のお客さまに心より御礼申し上げます。

今後、私以上の才能を持つ演出家たちの作品が続々2ヶ月おきに登場します。どうか再度、再々度足を運んでいただき、そして同じコヤで、同じEricoで、演出によってどのように作品が変わるものなのかを楽しんでいただけたらと願っています。

ありがとうございました。繭子(小雨)というばーさんを、歩太という犬を、時々思い出してくださいね。

 

演出/羽生まゆみ

| 羽生まゆみ | シリウス、あるいは犬の星 | 18:03 | - | -
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