羽生ノート

羽生一家玉組座長・羽生まゆみが気儘に綴る日々雑感です。
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終わったね。そして始まる。

今年は年明けが『シリウス〜』の稽古ということでなかなか気合いの入った「あけまして」であったが、その後は気合いも身体もユルユルの一年であった。なーも書いていないし。羽生ノートも書いていないし。書の昇段試験は落ちまくりだったし。本もあんまり読まなかったし。

そんな頑張らない2019年だった。

 

さて、Ericoはこんなに頑張ったことはないという一年だったに違いない。大打上げは関係者のほとんどが集まって、玉組の打上げより賑やかだったし、玉組の打上げより楽しかった。Ericoもみんなに愛されて、これまで見た中で一番幸福そうだった。

一年を通してEricoに寄り添ってくれた、ゆーすけ、トールさん、KAZUHOさん、まりえに、心からのお礼を言いたい。この無謀とも言える企画を無事やり通せたのは、4人の「一年を通しての」力添えあったればこそである。これは大へんなことだ。「一年を通して」は。Ericoは彼らに一生分の借りを作ったと思う。

打上げで私、5人の演出家と5人の役者に尊敬と感謝を伝えるのを忘れた。この企画の成否は、まず、お願いした演出家の力量にかかっていたことは言うまでもない。だから最初にEricoから企画を打ち明けられたときの私の心配も「演出家を集められるか」であった。なにしろホンの書ける小劇場の演出家は圧倒的に不足している。多めに見積もっても都内で50人くらいである。6人といえばそのうちの12%を占める。あらまあ大変。

杞憂であった。10%が(礼儀上、私自身は除いた)神田の小さなライブハウスに奇跡のように集まった。

 

楽しい打上げの一夜が明けると、その日はウブヲの通夜であった。Ericoは衣装から喪服に着替えて、大楽の余韻を楽しむヒマもなかった。私のせいでEricoはいつも忙しい。

ありがとうね、Erico。『シリウス〜』を創らせてくれて。書いて良かった。小雨も歩太も大好きなキャラだ。そして小雨を私が愛するように、Ericoもまた愛してくれていると信じる。他の5人の演出家もそうだと思うが、自分の書いたキャラを、演じた役者に愛してもらえないほどつらいことはない。

こんなことをバカな役者に言っても無駄だろうが、演出を兼ねるホン書きは、役者を喜ばせるために渾身の力を振り絞るのだ。書いている時はそればかりを考える。「役者ははたして喜ぶだろうか?」。それが二人しか登場しない芝居ならば尚更である。

さて、今回の企画公演を糧として、Ericoは来年飛躍を遂げねばならない。

神田にご来場の皆様がそれを見届けてくだされば幸いである。

 

打上げのご挨拶で、Ericoやお世話になった皆さんに感謝を伝えられなかったので、書いてみた。上手にご挨拶できなくて気になっていたから、おかげで少しすっきりした。さあ、これで次に行ける。

次と言えば、打上げで隣に座っていたトミーから「来年12月なら空いている。打とう」と言われた。(来年やるつもりだったがやる気が失せたという話をしていたのだ。)

おおっ、男優の方から「打とう」なんて言われたのは久方ぶりだ。

これよこれこれ。女はいつも男に引っばられたいのだ。私とて例外ではない。ぐいぐいがチョー希望。

「トミーが言ったんだからね。だから打つんだからね。まわりにそう言うからね」

「いいよ」

やった。しっかり言質をとってやった。トミーってば大人だわ。

 

翌日、山中さんというもっと大人からも言質をとった。

 

頑張る2020年になりそうだ。

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