羽生ノート

羽生一家玉組座長・羽生まゆみが気儘に綴る日々雑感です。
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春につき、新タマ食べた

2月だというのにもはや春の気候である。暖かい。

これがこのまま続くわけはない。きっとまた寒波がくる。と、ガッカリ度合を軽めにするためしっかり自分に言い聞かせる私であった。私は何においても前向きには考えられない性質である。悪い方悪い方に考えて安心する。これが私の人生に幸せが来ない最も大きな要因だとわかっているが仕方がない。

暖かくなると俄然テンションが上がってくる。この冬は玉組会議が発足して忙しかったから、あっという間に乗り切った感がある。良かった良かった。冬は嫌いだ。ヒートテックの発明で信じられないくらい冬が楽になったが、それでも寒いのが本当に苦手である。

なのにしょっちゅう冬のお話を書いている気がするなあ。登場人物がいつもマフラーを巻いてコートを着ている。気のせい?

春が近いから八百屋さんに行くのが楽しい。ここのところ新タマネギと新ジャガを食べ続けている。高級オリーブオイル(お誕生日にKAZUHOにもらった!)と岩塩ふりかけて食べたら絶品でやめられなくなった。タマネギは丸ごとレンジでチン。ジャガイモも皮つきのまま丸ごと蒸かす。新がつくものはこれに尽きる。「丸ごと」と「チン」。小さな新ジャガは見た目も好き。可愛い。春はいいなあ。

 

ホンを5ページくらい書いてみた。上記のようにまた冬のお話である。トミーやソニーが「寒っ」とか言っている。暖まるために酒も飲んでいる。(おっと、この二人はすでに発表しちゃってるからいいんだよね? もうとっくに口滑らせてるもん。)

まだ本当に仮である。すっかり書き直す可能性がある。だから二人とも「げっ、冒頭から出るんかい」と緊張する必要はない。ま、緊張するような二人でもないけど念のために言っておく。(仮だ仮だと念を押すのがそろそろ面倒になったきた。もういいか。みなさん、ここに書く芝居の内容は仮であることをくれぐれも忘れないでね。)

場所を半地下にするつもりだったがあっさり捨てた。これはアカデミー賞映画の登場人物たちが半地下に住んでいる設定だと聞いたせいもある。あっちがアカデミー賞なのにこっちが無理に半地下にする必要はない。1階でよい。1階で、お金に困っていない人たちがわあわあ騒ぐ物語だ。つまりいつもどおりである。

私の芝居の登場人物たちが毎回お金に困っていない設定なのは、舞台美術と衣装を美しくしたいからである。劇団をあげた時に宣言したとおり、私は小劇場の「暗い、汚い、貧乏臭い」というイメージを私の劇団では覆したかった。役者たちは皆、現実の世界ではアルバイトに追われる貧乏人だが、物語の世界ではお金の心配など微塵もない、優雅な人たちであってほしかった。

今もそれは変わらない。優雅であること、背中が伸びていること。比喩的においても、また視覚的においてもだ。

美しい芝居を創りたい。

今回セットは組めないけど、照明も伸一郎じゃないけど、でも舞台はきっと美しいと信じる。いつもどおりに。

 

春だ。幸せは来なくていいから、ストーリーは降りて来ますように。役者たちが元気で初読みを迎えられますように。コロナで降板なんてことになりませんように。

公演が終わるまで私がシャキッと生きていますように。

| 羽生まゆみ | 2020玉組会議 | 22:33 | - | -
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