羽生ノート

羽生一家玉組座長・羽生まゆみが気儘に綴る日々雑感です。
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ホン書きは続く

1組用台本『冬の家』が上がった。

本当は5月末が脱稿予定だったので、とんでもなく延びた。屈辱的である。

書き始めた頃は余裕綽々で、かなり呑気に構えていた。5月も半ばを過ぎた頃、不意に我に返った。

「ブートキャンプなんぞやっている場合じゃないぞ」

ピタリと筆が止まってしまい、苦しかった。

再び動き出したのは7月だった。動き出したら早かった。なーも頭を働かせなくてもポンポン物語が出てくる。あの空白の2ヶ月間はいったいなんだったのだろう。

「伝説」を題材にした。『レイニータウン』以来である。伝説をひねり出すのは面白い。伝説は大昔から伝わっているから伝説なのであって、今ひねり出したら伝説ではないのだが。だからこそ、それらしい雰囲気を醸し出さなくてはならず、その作業がとても楽しい。元々新作童話より伝承童話が好きだからね。

『レイニータウン』で背景として使った河童伝説はかなり凝っていた。あの、日影丸と闇夜丸の物語は自信作である。私がいっぱい書いてきた台本よりよほど面白い。そこそこ説教臭さもあって、まさに伝承説話な物語であった。

その点今回のは単純である。全国各地にある恩返し伝説の一つという設定で、「ありそーォ」というところを狙った。

1組の役者諸君、お楽しみに。途中弱気になって「書けない」とEricoに弱音を吐いたりもしたが、結局「やっぱり私だわ」と思う私であった。

 

さあ、2組『夏の家』だ。出だしはもう書いてある。出だしだけなら面白いのだが、今回もまた続きが一向に書けない。一回筆を止めると一生止まりそうな地獄モードに入る。書く時は一気に書かねばと、次回に向けて強く反省した次第である。

1組はオバイヴシリーズだが、2組の登場人物は今のところ人間だけの予定である(あくまでも予定)。オバケも精も妖怪もナシ。60代のオジサンたちだけで十分妖怪だからね。公演が延期になっているうちにソニーはもちろんトミーだって60代の仲間になるかもしれない。すると妖怪が4人だ! 小劇場では、集めようたってなかなかできない布陣である。

しかも4人ともタッパが割とそろっているし、お肉がたるんでいないし、お顔の見た目も悪くない。

演劇の神様が私に贈ってくれたプレゼントだと思っている。

しかしいくら何でも役者が70代に入る前には打ちたいものだ。

 

うかうかしていると誰か死ぬかもしれない。

 

| 羽生まゆみ | 2020玉組会議 | 22:20 | - | -
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