羽生ノート

羽生一家玉組座長・羽生まゆみが気儘に綴る日々雑感です。
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謝辞

楽しかった。とにかく楽しかった。稽古場も公演も、そして打ち上げも。
ケンとどちらが先に潰れるか飲み比べをしていたのだが、ケンはけっこう強い。惜しくも私の方が先に寝てしまい無念であった。悪口を言われるのが心配で、普段打ち上げは寝ずに頑張るのだが。
六時過ぎには帰宅できた。昼前に起きて洗濯と掃除。荷返ししのトラックが到着するまでに片付けようと思っていたのだがなぜか出来なかった。部屋は今現在もちらかったままだ。
今夜は家族と渋谷で食事である。久々に日常へ戻る。

今回もまたたくさんの人々に力を貸していただいた。非力な私がこうして公演を打ち続けることができるのは、すべてそうした人々のおかげである。
まず照明松本伸一郎にたくさんのたくさんの愛を捧げる。すばらしい照明だった。いつもだけど。歌シーンやサスシーンは言わずもがなだが、今回は二場の冒頭、明転したすぐ後、稲子達の登場でもう一度あかりが切り替わる瞬間が好きだった。稲子にかかる影の具合に毎回キュンとなっていた。うまいよなあ。
それにしても打ち上げの時に私以外の女の子がとなりに座っているのを見ると嫉妬するね。二十歳のころだったらずりずり割り込んでいたと思う。

美術の向井登子。今回の美術もまたお見事だった。オバケという突拍子もない登場人物を無理なく生きさせるためには、彼らが「棲みついている」舞台装置のリアルさが私にはとても重要な要素なのだ。ありがとう、役者達はいきいきとあの春さんの家に生きていた。約束したオイスターバーのお食事会、必ず行きましょうね。近いうちに連絡します。

音響。プランのさかたひろのとオペの松丸恵美に心からの感謝を。
ひろのさん、あなたは良い弟子をお持ちである。マルちゃんはいいなあ。大好きだ。打ち上げでもっと喋りたかったのだが、いざとなると話す糸口が見つからないダメダメちゃんの私。しつこい歌の稽古に付き合ってくれてありがとう。あれさえなければ休憩時間がゆっくり取れたのにごめんなさい。
テーマ曲を創ってくれた小林雅史にいつもどおりの感謝を申し上げる。静岡に帰ってもうどのくらいになるだろう。遠く離れていても変わらず新曲を提供してくれるあなたの優しさに、私はちっとも報いていない。ごめんなさい。

舞台監督の稲毛健一郎が大好きだ。もうほんとに好き。今回は毎晩のように一緒に飲んだが、すっごい楽しかった。稲毛マンはもしかして私のお芝居が大好きなのではあるまいか。関係者の中で作品について一番熱心に語るもの。「林平がお盆に帰って来たとき、春彦には林平の姿が見える。俺は絶対そう思う」と言い張っていた。嬉しかった。ありがとう。

うっちぃ、キャンディーズの雑誌を作ってくれてありがとう。さすがに仕事は速いし丁寧だしユーモアたっぷりだし、とてもとても助かった。記念に私がもらおうと思っていたのだけれど、雅紀が渡してくれなかった。雅紀なら大切にしまっておいてくれると思う。
写真の矢野力と宣伝美術のマツウラタマエにいつもながらの感謝を。タマエ、原稿が遅れて本当に申し訳なかった。だが今回は何よりも、タカシに引き合わせてくれたことを感謝する。出会いが運命ならば、そもそもタマエと出会ったことが運命だったのだと思う。女優としての活躍をいつも祈っている。
エアポート、いつもいつも本当にありがとう。荷返しまで手伝ってくれてありがたかった。嫁の世話は私がなんとか頑張る。エアポには心から幸せになってほしいのだ。

今回笹本純一はなぜか役者ではなくトランポとして活躍していた。私の芝居に出ていないのは大いに不満だが、手伝ってくれたのだから今後悪口言うのは我慢する。ジュンジュン、ありがとう。
雑用を引き受けてくれた玉組フレンズのお嬢さん方に、ありがとう。最後の通しでダメ取りをしてくれた太田入絵と、ゲネのダメ取りをしてくれた落合瑛理子の名前を代表してあげて、心からの感謝を申し上げたい。
名前を上げると切りがないが、他にも仕込みを手伝ってもらったり受付に座ってくれたり、たくさんの方々のお世話になったのはいつもの通りである。おそらくこれからも甘えてしまうのだろう。ごめんなさい。長いおつき合いをと願っている。

役者達、またしばらくのサヨナラだ。本当に幸せな二ヶ月間だった。みんな仲が良かったし、しかしそれより何より、稽古熱心な役者達との仕事は楽しい。今回いつになく役者達がものすごくほめられた。「羽生さん楽だったでしょ」とまで言われ、むっとしつつも幸福だった。
タカシに今度の公演はいつだと訊かれた。身体をあけておかねばならないからと。雅紀は「三年後の紀伊国屋サザンシアターを目指す」と言った。打ち上げの最後の一瞬まで私は幸福だった。
いつものことながら役者達に感謝はしない。ただもう一度、最後にもう一度、「愛している」と言っておきたい。あなた達が私を愛してくれる何倍も、私はあなた達を愛している。

ご来場の皆さまに心からお礼を申し上げます。
たくさんのお言葉をいただき、本当に幸せな公演の日々でした。願わくばもっともっと多くの方々に観ていただきたかったという無念もありますが、これが私の限界であることもわかっています。
今のところ今後の予定はたっておりませんが、またいつかお目にかかれる機会がくることを信じています。ご来場、誠にありがとうございました。

| 羽生まゆみ | 稽古場日記 | 18:08 | - | -
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