羽生ノート

羽生一家玉組座長・羽生まゆみが気儘に綴る日々雑感です。
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努力をしろ(稽古場日記11)
バクハツした。
でも全然反省しない。私の言っていること、間違っていないから。
台本が私の机から5、6回発射されたが、なぜか毎回千歳の足元に落ちてちょっとドキドキした。千歳に怒ったんじゃないのに。あのシーンに出ていた全員を叱ったのに。千歳が勘違いしてまた私と口をきかなくなると困る。昔千歳は私にびびりまくりで、私とまったく口がきけなかった。視線が合うと目が泳いで溺れていた。
今はもうそんなことはない。千歳は足元に落ちた台本を、落ちるたびに拾って、演出席の私に届けていた。びびってはいなかった。大人になったということだ。
本気で頭にきたのでよほど帰ろうかと思ったが、しかしそこはなんとか我慢した。とても気持ちの回復はできそうになかった。ところがちっと休憩して他のシーンを稽古したらあっさり回復した。要はテンションなのだ。集中しているかだ。役者が集中していればダメが出せる。私は楽しくなる。
台詞が入っていなかったとか、芝居がヘタだとか、そんなことはどうでもいい。昔と違ってそんなことで怒ったりはしない。
テンションが低いならせめて台詞くらいちゃんと出せ。芝居がヘタなくせになぜ努力をしないのか。私が言いたいのはそういうことだ。
芝居はチームワークだとつくづく思う。非は全員にある。全員で弾まない限り、リズムが必要なシーンは絶対に面白くならない。よく考えろ。

今日はオフ。例のごとくスタジオでサンドバッグを蹴ってきた。気合いが入る。また明日から稽古場で元気に吠えることができる。
汗を流すたびに、私の汚いものが浄化されていくような気がする。
 
| 羽生まゆみ | 狐の姫と詐欺師たち | 23:13 | - | -
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